こんにちは、東京芸大休学中のリュウタロウ先生です。
リズムと音楽で心身を整える「ピコポッコ」というユニットでも活動しています。
今回は、僕が今、爆烈に愛してやまない一曲。
M!LKの『爆烈愛してる』を音楽理論の視点から紐解いていきます。
目次
- 「心地いいぶつかり」が中毒性を生む:#9コードの魔力
- 「スカし」一切なし。ギラギラ真っ向勝負
- 太陽のような明るさを支える、緻密なコード進行
- 次に聴くときに意識してほしい「歌えるブラス」
- おまけ 体操作ってます!
1. 「心地いいぶつかり」が中毒性を生む:#9コードの魔力
冒頭から耳を奪われる仕掛け。
それが「#9(ナインス・シャープ)」というコードです。
すこし専門用語を導入すると、「増4度」と「完全4度」という音が組み合わさっているコードです。
これ、実は音同士がぶつかっている状態なんです。
普通、音がぶつかると不協和音として不快に聞こえがち。
でも、このコードにおいてはそれが心地いい刺激として機能しています。
例えるなら、料理の隠し味に使うスパイスのようなものです。
この絶妙な音のぶつかりがあるからこそ、私たちは魅力的と感じてしまうわけです。
2. 「スカし」一切なし。ギラギラ真っ向勝負
この曲の最大の魅力。
それは、「一切スカしていない」ことです。
多くの男性グループやアーティストは、どこかで「クールに見せたい」「少し引いて見せたい」という、いわゆる「スカし」を入れてしまいがち。
でも、M!LKは違います。
ダサいくらいにギラギラした要素を、真っ向からすべて拾い上げている。
その迷いのなさが、一つの「美学」として成立しているんです。
「爆烈」という強い言葉を、その熱量のまま届ける。
この潔さこそが、聴く人の心を打つカッコよさの正体だと僕は思います。
3. 太陽のような明るさを支える、緻密なコード進行
楽曲の展開も、すばらしい技術で構成されています。
通常、J-POPの王道とされる進行(4-5-3-6)では、途中に切ないマイナーコードが入ります。
しかしこの曲では、あえてそこをメジャーコードに置き換えるなどの工夫が見られます。
サビ折り返し(星のスポットライト〜)
Am→D→Dm→G
こちらの、Cに向かうツーファイブを活かした動きが最高…
これによって、楽曲全体が圧倒的な明るさを放つようになります。
歌詞に出てくる「譲り合い」「慈しみ合い」「健やかに」といった国語の教科書に載っていそうな言葉も謎バランスが表現されていて魅力ですね。
4. 次に聴くときに意識してほしい「歌えるブラス」
さて、この記事を読んだあなたに、ぜひ試してほしい聴き方があります。
それは「ブラス(金管楽器)とストリングスのフレーズ」に耳を澄ませること。
この曲の伴奏、実は歌えるくらいキャッチーで最高なフレーズの宝庫なんです。
主旋律の裏で鳴っているブラスのラインを、自分でも口ずさめるくらい聴き込んでみてください。
すると、楽曲の立体感やエネルギーがよりダイレクトに伝わってくるはずです。
5. おまけ 体操作ってます!
音楽は耳で聴くだけのものではありません。
その熱量を体で感じ、心を動かすものです。
僕はこの『爆烈愛してる』のリズムとパワーに惚れ込み、今、この曲を活かした「姿勢改善ストレッチ」や「体操動画」を計画しています。
良い音楽を聴いて、体を動かして、心も健やかになる。
M!LKが歌う「慈しみ合い」の世界観を、日常のなかで体現していきたいですね。
ということで、体を動かして音楽を楽しませるユニット『ピコポッコ』のチャンネルの登録をお願いします。

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