センス・才能不要!歌詞の作り方完全ガイド|初心者でも歌詞が書ける3ステップ

「AIで作曲もできるようになったし、歌詞を書いてみたいけれど、何から手をつければいいか分からない」

そんな悩みありませんか?実は、魅力的な歌詞を作るのに特別な音楽的センスは必要ありません。必要なのは、日常の小さな断片を広げていく「仕組み」を知ることです。

この記事では、曲がない状態で歌詞を先に作る「詞先(しさき)」という手法をベースに、初心者でも今日から実践できる歌詞の作り方を徹底解説します。最近では「Suno AI」などのツールを使えば、歌詞一つで誰でも曲が作れる時代。作詞というコスパの良い遊び、ぜひやりましょう。

https://www.youtube.com/watch?v=h2frWS3Dd4A

ステップ0:取っかかり(テーマ)をどう見つけるか?

作詞を始めようとした時、多くの人が「壮大な愛」や「人生の苦悩」を歌おうとして筆が止まります。しかし、名曲の種はもっと身近なところにあります。

「飲み会での何気ない話題」こそが名曲の種

初心者が「これは歌詞になりそうだ」と判断する基準。それは、「さっき、あるいはこの前こんなことがあってさ」と友達に話すか話さないか微妙な、結構なんでもないことで十分です。

飲み会で話題が尽きてきた時に、適当に喋るような小さなエピソード。例えば、「電車でメイクをしている人を見て、ちょっと思ったこと」といった、日常の些細な違和感や心のトゲが、実は最も聴き手の共感を呼びます。

今回は視聴者さんからもらった「電車でメイクしないでほしい」という非常にシンプルな心の訴えを、一曲の歌詞にまで昇華させていきます。

ステップ1:語彙力を突破する「ハイパー連想ゲーム」

テーマが決まったら、次に行うのが「ハイパー連想ゲーム」です。ノートやパソコンのメモを開き、テーマを真ん中に置いて、そこから連想される言葉をひたすら書き出していきます。

ハードルを極限まで下げる

コツは、「使えるかどうか」を考えずに、とにかく出すこと。「電車」→「椅子」「鏡」「筆」「朝」「デートの前」……。単語だけでなく、「ありのままの君でも綺麗なのに」といったメッセージ的なフレーズもどんどん混ぜていきましょう。

「モチーフ」と「メッセージ」の分類が運命を分ける

ここが最も重要なポイントです。出した言葉を、以下の2つに色分け(分類)してください。

  1. モチーフ(映像要素)
    その言葉だけで景色や物が思い浮かぶもの。
    (例:口紅、ガタンゴトンという音、駅のホーム、マスカラ)
  2. メッセージ(感情・伝達要素)
    人が誰かに向けて言っているようなニュアンスの言葉。
    (例:もっと愛してほしい、そのままでいい、恥ずかしい)

この「素材の切り分け」をしておくことで、後の工程で歌詞の密度を自在にコントロールできるようになります。

ステップ2:主役を輝かせる「サビの降臨」テクニック

音楽の華である「サビ」から作り始めましょう。サビをキャッチーにするには、4つの鉄則があります。

  1. 目立たせたいフレーズは短く:10音節以内が理想です。
  2. 音数の計画を立てる:繰り返し構造を作り、リズムを生む。
  3. モチーフとメッセージを配分する:どちらかに偏りすぎない。
  4. 韻を適度に踏む:語感を揃えてリズミカルにする。

視点を切り替え、キャラクターを「可愛がる」

ここで一つのテクニックをご紹介します。「電車でメイクしないでほしい」という愚痴をそのまま歌詞にすると、少し刺々しい曲になってしまいます。

そこで、あえて「メイクをしている側」の視点に立ってみるのです。

「恋をしているから、少しでも可愛くなりたくて、マナー違反だと分かっていても鏡を覗いてしまう」……。

自分と異なる立場の人を主人公にする時は、「こんなことを考えていたら嬉しいな」という可愛がる視点を持つことが大切です。主人公に愛を注ぐことで、聴き手が思わず応援したくなるような魅力的な歌詞(キャラクター)が生まれます。

今回の例では、『I’m a Bad Girl(ちょっと悪い子になっちゃってる私)』というキーワードをサビに据えました。人前でメイクをする自分を自覚しながらも、恋に必死な女の子の姿が浮かんできませんか?

ステップ3:Aメロ・Bメロで「カメラワーク」を意識する

サビができたら、その前段階であるAメロ・Bメロを埋めていきます。ここで役立つのが、ステップ1で作った「モチーフ」と「メッセージ」の分類です。

飽きさせない「黄金比」の使い分け

Aメロ、Bメロ、サビがすべて同じような雰囲気だと、曲は退屈になってしまいます。初心者の皆さんは、以下の3パターンの比率を使い分けることを意識してみてください。

  • パターン1:極端に振る
    Aメロは徹底的に「モチーフ(情景描写)」だけ。Bメロで「メッセージ(内面)」を爆発させる、といった構成です。
  • パターン2:ちょうど5:5にする
    情景と感情をバランスよく交互に配置します。王道の安心感が出ます。
  • パターン3:サビとの対比
    サビが「メッセージ」全開なら、A・Bメロは「モチーフ」を多めにして、カメラのズームイン・ズームアウト(視覚効果)を意識します。

どのくらいカメラ目線で歌っているか(メッセージ)と、どんな景色が映っているか(モチーフ)。この切り替えを意識するだけで、歌詞の聴き応えは一気にプロレベルに近づきます。

【実践例】完成した歌詞と動画解説

実際に「電車でメイク」というテーマから、どのように言葉が紡がれ、一曲のストーリーになっていったのか。その全貌は、ぜひこちらの解説動画でチェックしてみてください。

動画で学ぶ「歌詞の作り方」実践編:

https://youtu.be/h2frWS3Dd4A?si=pZsnK2hMP83goDq-&t=1022

動画内では、実際に手を動かしながら連想ゲームを繋げ、歌詞へと落とし込んでいくリアルなプロセスを公開しています。

まとめ:作詞は世界で一番コスパの良い遊び

いかがでしたか?作詞は、自分の脳内とノート(あるいはスマホ)さえあれば、どこでも楽しめる最高のクリエイティブです。

  1. 日常のなんてことない「話題」を見つける
  2. ハイパー連想ゲームで「素材」を出し、分類する
  3. キャラクターを「可愛がる」視点でサビを降臨させる

このステップを踏めば、あなたはもう作詞家への第一歩を踏み出しています。

最初は完璧を目指さなくて大丈夫。まずは飲み会のネタを披露するような気軽な気持ちで、あなたの心にある言葉を書き出してみてください。その一言が、誰かの宝物になる一曲に変わるかもしれません。

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