【挫折させない】ギター耳コピのやり方5ステップ!TAB譜卒業への最短ルート

「新曲を弾きたいけど、まだネットにTAB譜が上がっていない……」

「TAB譜がないと、自分は1小節も弾けないのか?」

ギターを始めて半年から数年。コードもいくつか覚え、曲も弾けるようになってきた頃にぶつかるのが「耳コピ」という高い壁です。
昨日までの自分を「TAB譜の奴隷」のように感じ、絶望している方もいるかもしれません。

まず断言します。耳コピは才能ではありません。

あれは絶対音感を持つ選ばれし者にしか許されない特殊能力ではなく、正しい手順と「コツ」を知れば誰でも習得できる『検索能力』に近い技術です。
耳コピができるようになれば、TAB譜を探す手間から解放されるだけでなく、アーティストの細かいニュアンスを吸収でき、音楽の楽しさは1割どころか10倍に跳ね上がります。今回は、初心者でも今日から始められる「ギター耳コピのやり方」を、5つのレベルに分けて徹底解説します!


耳コピを始める前の「3つの準備」

いきなり曲を流して「さあ弾こう!」とするのは、装備なしで冬山に登るようなものです。
MUZYXの教えに基づき、まずは「技術以前」の環境を整えましょう。

1. 相棒となる『再生速度変更アプリ』を導入する

プロでも速いソロを原速で完璧に取るのは至難の業です。
初心者の必須アイテムは、音程を変えずに速度だけを落とせるアプリ

  • おすすめアプリ: 『Audipo』や『ハヤえもん』など
  • コツ: まずは50%〜75%くらいの速度で「何が起きているか」をスローで見極めるのが上達の近道です。

2. ギターのチューニングを完璧に合わせる

基本中の基本ですが、意外と盲点です。
あなたのギターが10セントでもズレていれば、正解の音を鳴らしても「なんか違う」と感じて一生迷宮入りします。耳コピ前は必ず高精度のチューナーで合わせましょう。

3. ダイアトニックコード表を手元に置く

耳コピは「無限の音」から探す作業ではありません。その曲の「キー(調)」が決まれば、使われるコードはだいたい7つに絞られます。
この「ダイアトニックコード表」をカンニングペーパーとして横に置いておくだけで、的中率は劇的に上がります。


【実践】ギター耳コピ 5段階レベルアップ法

「今の自分がどこにいるか」を確認しながら、一つずつレベルをクリアしていきましょう。

【レベル1】単音(ベース音)だけを拾う

成果:曲のコード進行の「骨組み」が見えるようになる いきなり和音(コード)を聴き取ろうとしてはいけません。
まずは一番低い音、つまりベース音(ルート音)だけを探します。

  • やり方: 6弦と5弦だけを使い、曲の切り替わりに合わせて「ド……ファ……ソ……」と単音で合う場所を探します。
    これがコードの名前(CかFかGか)になります。

【レベル2】メジャーかマイナーかを聞き分ける

成果:コードの「感情」を判断できるようになる ルート音が分かったら、そのコードが「明るい(メジャー)」か「悲しい(マイナー)」かを判別します。

  • コツ: これは理論ではなく「感情の検索」です。
    「なんとなく切ないな」と思ったらマイナーコード(例:Am)を疑ってみましょう。
    ダイアトニックコード表があれば、選択肢はさらに絞られます。

【レベル3】パワーコードで全体の流れを掴む

成果:とりあえず1曲通して「弾ける」状態になる メジャーかマイナーか迷ったら、とりあえずパワーコード(ルートと5度だけ)で弾き通してみましょう。

  • やり方: 詳しい構成音は後回しにして、リズムに合わせてパワーコードを鳴らす。これだけで、耳コピのスピードは劇的に上がります。

【レベル4】単音メロディ・ソロを拾う

成果:リードギターや歌メロを自在になぞれるようになる ここでいよいよ、高い音のメロディに挑戦します。

  • ハミング連動法: ギターを持つ前に、そのフレーズを「鼻歌」で完璧に歌えるまで聴きます。
    歌える音は、指板の上ですぐに見つかります。歌えない音は、100回弾いても自分のものになりません。

【レベル5】テンション感や細かいニュアンスを足す

成果:本物と聞き間違えるほどの「完コピ」へ 最後の仕上げです。
7thの音が入っているか、スライドやハンマリングがどこに入っているかなど、味付けの部分を拾います。
ここまで来れば、あなたは立派な「耳コピ・ギタリスト」です。


耳コピが劇的に楽になる3つの重要テクニック

1. 「鼻歌」で歌えるまで聴き込む

大事なことなので2回言います。「歌える=頭の中に譜面がある」状態です。
再生ボタンを押す前に、口ずさんでみてください。

2. キーを特定して「選択肢」を絞り込む

闇雲に1フレットから探すのは効率が悪すぎます。
最初のコードや最後のコード、あるいはサビの落ち着く音から「キー(Key)」を特定しましょう。
キーがCなら、使う音は「ドレミファソラシ」の7つだけ。
全12音から探すより、圧倒的に楽になります。

3. イコライザーでギターの帯域だけを強調する

最近の再生アプリにはイコライザー(EQ)機能があります。低音を削って中高域を上げると、埋もれていたギターの音が浮き彫りになります。
「文明の利器」は使い倒しましょう。


耳コピ練習におすすめの初心者向け楽曲3選

1. MONGOL800「小さな恋のうた」

コード進行が非常にシンプルで、パワーコードの練習に最適です。
ルート音を探す練習曲としてこれ以上のものはありません。

2. 歌謡曲や童謡(きらきら星など)

「簡単すぎて笑える」と思うかもしれませんが、シンプルな単音メロディを何も見ずに拾う作業は、耳の最高の筋トレになります。

3. あえて「ギターがない曲」のメロディ

ピアノの旋律や、サックスのソロをギターでなぞってみてください。
「ギターの型」に囚われない自由な運指が身につきます。


どうしても音が取れない時の対処法

YouTubeの『弾いてみた』動画を参考にする

「耳コピと言いつつ見てるじゃん!」と思うかもしれませんが、いいんです。
指の動きを見て「あ、このポジションか」と納得し、その後に自分の耳で音を確認する。これも立派な耳のトレーニングです。

プロの添削を受ける

耳コピには「聞き間違いの癖」が出ます。間違った音を正解だと思い込んでしまうと、成長が止まってしまいます。 そんな時は、ギター教室のプロ講師に「この音で合ってますか?」と聞いてみてください。
一瞬で修正してくれるだけでなく、「なぜその音になるのか」という音楽理論まで教えてくれるので、次からの耳コピが10倍速くなります。

耳コピの癖を直すのは、独学よりもプロに習うのが一番の近道です。
[MUZYXで耳コピのコツを教わるならこちら]


まとめ:耳コピは「耳の筋トレ」である

最初は1小節の音を取るのに1時間かかるかもしれません。「自分には才能がない……」とギターを置きたくなる夜もあるでしょう。
でも、安心してください。それは普通です。昨日までTAB譜という「地図」しか見ていなかったあなたが、初めて自分の足で道を探し始めたのですから。
耳コピは筋トレと同じで、続ければ必ず聞こえるようになります。 まずはレベル1の「ベース音(ルート音)探し」から、今日練習する曲で試してみてください。
数ヶ月後、TAB譜が更新されるのを待つのではなく、真っ先に新曲を弾きこなしている自分に驚くはずですよ!

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